「考えた人」という題名はおこがましいと思うが、とりあえず話を進める。

　私は心理学について学識は無いが自分を観察していて考えが出てきたことを書いてみる。

トレードとプロスペクト理論は関係性があると思うが、それ以外の

トレードの勝ち負けはメンタルの強弱とは関係が無いと最近悩んだ末に思えてきた。

私が病んでいたポジポジ病は、ポジりたい誘惑に負けてしまうメンタルの弱さに起因するのではなく、トレードルールを無視する無知か、トレードできるところがわからないのであてずっぽうで動く人間の性癖であり、

チキン利確はグランビルの法則を利用してない、節目の優位性が理解できていない、ダウ理論を信じていないことなどから来る行為だ。

介さんも言われている内容だが、トレードで勝てない理由をメンタルのせいにしているのであれば、成長はそこで直ちにストップしてしまう。

要するに勝てないのはメンタルの弱さではなくてトレードの基礎が身についていないだけの話である。ではなぜ基礎が身につかないのか？それは覚えた基礎理論を行動に移していないからである。学んだ理論通りのトレードをしないで、無意識ではあるが自己流のトレードから抜け出さない頑固さにこそ問題がある。

　あるいは、基本理論で行動していてもマスターする前に途中で下車してしまい、理論の正しさを最終的に確認しないので、体験として理解していないから基礎が定着しない。

ある人が基礎を会得し、確実に勝率が良くて伸びが期待できるところがわかるようになったのに、敢えてそこ以外でトレードしたいという欲望が湧くだろうか？

MTFを自分のものにした人はダウの状況が各時間足で売り買いの優位性が交錯し環境が悪い状況下で、待てないと言ってエントリーするだろうか？意識してグランビルの第(2)の法則を利用しエリオット3波動に乗って節目の底から買い、思惑通りになっている最中に「利が伸ばせない、チキルー」なんていう言葉が出てくるだろうか？

逆に、メンタルが弱ければ弱い人ほど安心して確実に勝てるところ、利が乗るところでしかトレードしたくなくなるのが普通の人間の感性であろう。

だから、自分自身に強く命令する！

「トレードの負けの原因をメンタルが弱いからとか、トレードの負けや人の助言の言葉で傷つきやすいなどと、青臭いことを言って問題をすり替えないで、一般人が普通では得られない額の富を得ようとするのなら、自分の足らなさを責任もって正面から受け止め基礎理論に沿ったトレードのみを繰り返し行動に移し、技術を体得するまで継続せよ！」

余談(頭の中の考えをめぐらすだけでは考えたとは言えず、文字としてアウトプットして初めて「考えた」ということができるそうですね^^)

「漂流」