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【公式】維新の介 校長の「失敗しないFX lifeschool」

維新の介 校長の「失敗しないFX lifeschool」

現在位置

2019年06月07日

自分のトレードスキル現在位置はどのへんか?

出来ているところ


基本的な相場分析に集中している

トレード記録付け、ブログアップ

集中した取引通貨

乖離していないところからのトレード意識

エントリーのタイミングの細かさ

勝率の優位

相場監視時間の豊富さ


出来ていないところ

利確の根拠性の薄さ(プロスペクト理論に支配されている)

追っかけトレードしがち、

移動平均線の間に挟まれたところからのスキマトレード

大きく見て損大利小になっている。


ここでプロスペクト理論という内容が出てきているので再考察する。

*プロスペクト(見込み、公算、期待)

プロスペクト理論とは、行動心理学のひとつであり、ダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーによって発見された。

行動心理学とは、これまで人間は、いかなる場合も合理的に行動する生き物だと思われていたが、実はそうではなく、様々な心理状態によって非合理的な行動を取ることがあるという発見である。

行動心理学の第一人者として有名なダニエル・カーネマンは、2002年にノーベル経済学賞を受賞している。

 

 〈人の利潤と損失に対する精神的満足度と打撃の状態変化曲線〉

*個人の見解を付け足したもの


当然の話だが、トレードの基本は、利益を伸ばして損切りを素早く行う「損小利大」だが、多くのトレーダーはすぐに利益確定を行い(私を含む)、一方で損切りができずに放置する「利小損大」の投資行動を取っている。

これが、トレードで失敗する理由の大きな要因である。

上記のチャートを見てみると、エントリー後に利潤が大きくなるほど満足度がアップする。

しかし、利益が一定の水準に達すると、満足度の伸びが小さくなり、その後はどれだけ利益が膨らんでも満足度の伸びが見えない。

こうした理由から、人は利益がある程度出るとすぐに利益確定をしてしまう。しかし、相場には「トレンド」があるしダウは継続するものである。それを利用できなければ利大にならない。

加えて、人には「得ることよりも失うことに対する恐怖(打撃)がある」ことがプロスペクト理論で証明されているので、「ダウは継続するもの」と知っていても「ここまで動いたからそろそろトレンドは終了して利益が目減りしてしまうのでないか?」という恐怖にかられ、手放してしまう。

これでは、絶対勝てないトレーダーになる。(下手になる習慣を継続している)

 

論点からずれてはいけないが、点線の〇のところは、利潤が上がっても満足度が伸びていない領域である。これは、資産家が、私からすればすごいと思うが当人はそうでもないでしょと思っている事と似ている。

人は「環境に適応する能力」を持っているので、最初は嬉しい(または辛い)状況にあっても、それが続くとその状態に慣れてくるという特性を持っている。

上と逆もある。ホームレスから見れば我々はうらやましい存在に見えている。彼らは家さえあれば幸せなのにと痛切に考えているが、我々は家のありがたさをそれほどまで意識しない。

 

 また、ある額の損失のショックが同額の利益の満足より大きいのが上の図からわかるが、さらに損失が続いてもそのショックに慣れて当たり前のように損失を重ねることがある。(図の点線〇の領域)

 

これが、ギャンブル依存症というものだ。我々からすれば、損してるのになぜパチンコを続けるのか理解できないが彼らは自分の心に正直に動かされているだけである。

しかし、私も同じような状況に陥ってはないだろうか。

は短期的で瞬間的な損失は恐れるので、損切幅を狭く取り、損切を続けてしまう傾向にある。

それが、繰り返されると膨大な損失になっている事に気づく。しかし、感覚がマヒし同じことをいつの間にか繰り返している。

毎日、ムチで打たれ続ければ、いずれそれが当たり前のように思えてくるが、しかしムチで打たれるという状況は、決して「普通の状態」ではない。

それが当たり前と感じる人間は、すでに合理的な判断ができなくなっているということである。

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