基本のトレード 4ステップ
2018年07月07日
今週は出来があまりに悪いので、引きこもって自分を見つめ直しました。
幸いなことに、掲示板やブログでは闊達な議論が交わされていて、考える材料は豊富にありました。
そういう中で得たことや腑に落ちたことから、下に「基本のトレード 4ステップ」と題して、トレードの段階を分けて考えてみました。
以下は、7月6日のユロドルのトレードです。
53.8pips(全ポジション決済時)
・日足
高値は切り下げ続けているが、安値も支えられてやや切り上げ気味。
下げトレンドラインもついに横に抜け、20SMAも上抜けて、売り優勢の根拠は失われつつある。
・4時間足
安値切り上げ高値更新、20SMAも上向きで買いが優勢。
高値はレジサポラインで押さえられている。
安値は直近高値帯で支えられている。
・1時間足
昨日まで高値は同水準で押さえられていたが、安値を切り上げながらそれを更新した。
4時間足同様、高値はレジサポラインで押さえられ、安値は直近高値帯で支えられている。
トレンドラインも引けていて買いが優勢。
20SMAはレートを一旦上抜いて水平気味だったが、それをまたレートは抜き返した。
・エントリー
買い優勢エリアのサポートラインでWボトムをつけたので、ネックライン越えからエントリー。
・決済
1回目、雇用統計前にトレーリングして半分決済。
2回目、1時間足で高値から押し目の安値分の上昇を一気に見せたので、金曜日&もう寝る時間ということもあり利確。
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もしスポーツや芸事なら、苦手なところを抜き出して練習すれば多少の上達は見込めるだろう。
でもトレードは?
どんな練習をしたらうまくなる?
漠然としていて取っ掛かりがない。
しかし、トレードをいくつかの段階に分けることで、自分の苦手を洗い出すことができるだろう。
環境認識が苦手、その中でも節目の優位性の判断が苦手、押し目の判定が苦手・・・
自分が何が苦手なのかわかったなら、克服すべき課題も見つけられたと言える。
トレードには押さえるべきポイントが確実にあって、それを順番に考えてチャートに向かえば、自分のトレードは少しずつでも確実に改善されるはずだ。
○基本のトレード 4ステップ
1,環境認識
日足、4時間足、1時間足、と時間を落としながら方向や状況を確認し、最終的には1時間足の状態を見て、買いか、売りか、待つべきか、を判断する。
方向や優勢エリアは、ダウや移動平均線、トレンドラインなどから考える。
(半値を用いる奥義もあるそうだが、、)
状況は、現在のレートの位置が、重要な節目際ではないか、MAとの関係はどうか等を考える。
すべての足で方向が揃っていれば比較的トレードは容易かもしれないが、そんなことはめったにない。
今回は4時間・1時間足が上昇しているので、買い優勢と判断し、押し目を待つことが正しいだろう。
抵抗となるレジサポラインがすぐ上にいるので注意したいが、値幅があるのでそのリスクを重く見すぎては良くない。
反対にその抵抗線に接近している場合は、1時間足で上昇を見せていたとしても、抵抗線際では買わないほうが良い。
節目の優位性は、上昇を阻むリスクとして重視しなければならない。
2,押し目の確認
相場環境を認識し、買い優勢と判断したら、今度は買う準備をする段階に入る。
この時目を向けたいのは、「これから上昇するか?」も大事だが、その前に「もう逆行しないか?」という事だとされている。
良いトレーダーは、チャートのどこが支えられてるかを見るという。
それを考えるときの根拠として、1時間足を見た時、
a,レートがエリアの底に位置している
b,節目による水平の支えがある
c,MAやトレンドラインにより斜めの優位性(方向がわかっている)がある
ことなどが挙げられる。
言い換えれば、この3つの根拠が揃わないところは、基本的には押し目と判断しないほうが良い。
(しかし厳格になりすぎても良くない、難しいところ)
aとbはほとんど同じ意味だが、底から入ることでリスクリワード比が改善される。
目標値に届かなかったとしても、薄利か薄損で逃げることができる利点もある。
cのMAによる斜めの優位性は、グランビルの法則による買いポイントのことでもある。
これらは結果的に、上昇の根拠でもある。
ここで一つ見落としてはいけないのが、時間の感覚だとされる。
例えば、節目とMAの支えがあって、5分足でWボトムをつけたとしても、1時間足で見た時それがあまりに短い間の出来事の場合は、まだ安値を試す可能性があり、逆行のリスクがある。
そして、小さい波は小さい値幅しか築かない。
反対に、時間を使うことで上位足でも認識され、足元は固められ、レートとMAは収束し、動き出すと逆行する可能性は低くなる。
3,ポジションを置く
もし相場環境が良くて、逆行しないポイントに遭遇したなら、本当に見落としがないかを確認し、相場の女神に感謝すると良いだろう。
あとは5分足に目をやってタイミングを取るだけだ。
Wボトムのネックラインを割ってくるところ、安値を切り上げ高値更新してくるところ、MAを越えてくるところ、いろいろあると思うが、上昇方向が下位足で確定的になるラインの上に、逆指値の買い注文を置く。
支えられていることを前提に入るので、損切りはその下に設定する。
4,決済する
エントリーした時の根拠が崩れたら決済する。
MAを割ったら、トレンドラインを割ったら、ダウが崩れたら、など。
また、節目に到達した時に決済する、などの目標値を決めておく方法もある。
これは損切りでも同じことが言える。
問題は、どうやって利を伸ばすのかだが、これは相場状況から総合的に判断するしかないだろう。
日足レベルの押し目なら、1時間足のダウを追いかけられるかも知れないし、1時間足の押し目なら5分足を見る必要があるだろう。
でも決済については、大前提としてリスクリワード比が合えば、難しく追求する必要はない気もする。
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偉そうなことを書いてきましたが、全て自分自身のためのアウトプットです。
4つに分けてみたのは、トレードの段階を整理するという目的もありますが、何より自分がどこでつまづいているのかを確認するためでもありました。
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