環境認識を考え直す
2019年02月08日
最近はトレードブログばかりあげていたので、アウトプットのために考えていることをまとめてみようと思います。
テーマは環境認識です。
だらだらと書くと読みにくくなりそうなので、箇条書き的に小さいテーマにわけてみました。
1時間足のトレードを想定して書いています。
図はありません。文字ばかりです笑
目次
1.トレードの上達とは何だろう?
2.環境認識をチャートの観察にしない
3.その方向に優位性はあるのか
4.上位足の中の1時間足
5.トレードの主役は、実は4時間足?
6.環境認識からトレードシナリオを描く
7.環境認識からリスクを見つける
8.おわりに
1.トレードの上達とは何だろう?
上達を測定する方法はあると思います。
例えば、リスク・リワード・勝率の向上、は客観性があって良い指標です。
でも、それ以上に大事なことがあると僕は思います。
それは、
「自分のトレードに迷いがない状態になった」
ということです。
「勝つために自分が何をすれば良いか知っている」
ところまで上達しているトレーダーは、値動きについて考えることはあっても、迷うことはないだろうと思います。
そしてきっと、それくらいまで上達した時から、トレードでの勝ちが見えてくると思います。
じゃぁ、勝つためには何をしたら良いんでしょうか。
それはきっと、2つのことに集約されるでしょう。
・良いことをする(優位性のあるところでトレードする)
・悪いことを減らす(悪い癖を改善する)
このうち、悪いことを減らす、については、特効薬はありません。
それをしても成績と成長に悪影響があるだけだと理解して、意思と根性で治すしかありません笑
でも、「良いことをする(優位性のあるところでトレードする)」は、メンタルを鍛えて何とかなるものではありません。
理にかなった考え方、という指針が必要です。
2.環境認識をチャートの観察にしない
「良いことをする(優位性のあるところでトレードする)」ためには、何と言っても、相場環境を正しく認識することが大事です。
・・・しかし、恥ずかしながら、僕はこのことをよくわかっていませんでした。
「日足の移動平均線はこうで、、ダウはこっちで、、」
「4時間足の移動平均線はこうで、、ダウはこっちで、、」
「1時間足は、、」
というだけで、それが「優位性のあるところでトレードする」ということと、明確に結びついていなかったんです。
今ならわかっている!なんてことは思いませんが、今はこう考えている、ということを書いてみたいです。
次項から外堀を埋めつつ本題に入ります。
3.その方向に優位性はあるのか
優位性は相対的なものです。
「上位足が上げている時に、下位足が下げていたら、買いの準備」
という有名な格言がありますが、これは同時に、
「その時の下位足の下げ方向には、売りに対して優位性はない」
と言うことでもあります。
ではもし、
「上位足が下げている時に、下位足が下げていたら」
どうでしょうか?
これなら下位足の下げ方向には、売りに対して優位性がある、と言えるでしょう。
もっともこの場合、今からポジションを持つのは手遅れかもしれません。
このように、どちらの場合も下位足は下げていますが、上位足の環境によって、下位足の方向の優位性の有無、そしてトレーダーが取るべき行動は変わります。
例えば、4時間足が上げている時に、1時間足が下げていたら(ヨコヨコなら)、基本的には押し目待ちです。
1時間足が下げているけど、売ってはいけません。
あったりまえだよ~、と思われるかもしれません。
でもこれは、シンプルでパワフルで、応用の効く理論です。
それでいて、意外とうっかりしやすいことでもあります。
4.上位足の中の1時間足
先ほど、
「上位足が上げている時に、下位足が下げていたら、買いの準備」
という、シンプルでパワフルな理論を一言で表した格言を紹介しました。
これは、優位性は相対的である、ということを表した格言であることも確認しました。
東京の街を暖かく歩けるコートであっても、-13度の北海道では凍えるかもしれません。
逆にオーストラリアだと暑くて着てられないかもしれません。
そんな感じで(?)、我々が普段見ている1時間足は、4時間足や日足の環境の影響を受けています。(もちろん、さらに下位足の影響も受けます)
そしてこれが、マルチタイムフレーム分析をすべき理由であり、上の理論と相まってトレードに根拠をもたらす原動力でもあります。
5.トレードの主役は、実は4時間足?
ここにいる多くのトレーダーが、「1時間足のひと波」を基本にしたデイトレーダーだと思います。
でも上記の理屈から行くと、1時間足だけ見ていても、優位性は決定しません。
1時間足で上昇方向が見えていても、上位足が下げているなら、1時間足の上昇方向に優位性はなく、押し目を待つべきではないと判断できます。
そこで重要なのが4時間足です。
つまり、より大きな方向はどちら向きなのか?が分かれば、1時間足の方向の優位性の有無、そしてトレーダーが取るべき行動の指針を持つことができます。
6.環境認識からトレードシナリオを描く
環境認識とは何でしょう?
「移動平均線はこうで、、ダウはこっちで、、4時間足はこうで、節目があって、、、」
ということをただ見ていても、それは行動に繋がりません。
何の目的でそれを見ているのか、ということをハッキリさせないといけません。
ここまでお付き合いいただいた皆様なら、えのの主張は何か、もうわかっていただけると思いますが、その目的とは、
「方向を知る」
ことです。
買いと売りどちらが強いか、それとも拮抗しているのかを知る、と言い換えてもいいと思います。
上位足の方向が分かれば、1時間足トレーダーは行動を決めることができます。
方向が分かれば優位性がわかり、優位性が分かれば注文の集中が見えてきます。
注文の集中ポイントが見えてきたら、何を待つのか、どれだけ待つのかということがわかってきます。
自分が何をすべきかについて、考えることはあっても迷うことは減ってきます。
7.環境認識からリスクを見つける
今までは、どちらかというと「攻めの環境認識」について書いてきましたが、でも本当に重要なのは、「負けないための環境認識」だと思います。
ここだ!と思って買って行ったけど、実は日足の節目際でペシャンコにされた、という負けは、誰もが一度は経験していると思います。(僕は一度どころではありません笑)
デイトレの環境認識でメインなのは、日足、4時間足、1時間足だと思います。
4時間足と1時間足は、付かず離れずのちょうど良い関係だと思いますが、日足はそれに比べてやや遠めで、影響があるのかないのかわからないことさえあります。
それだけに、うっかり見落とすリスクは、日足に潜んでいることが多い気がします。
それ以外にも、上位足のトレンド転換期で動きが鈍っているところでのトレードなども、知らず知らず勝率やリスクリワードを悪くしてしまうポイントの代表格です。
そういう間違いが起こりやすいところでも、丁寧に相場環境を見ることで、納得して避けられるようになるはずです。
8.おわりに
長々と偉そうなことを書いてきましたが、自己確認用の印のようなブログです。
こういう考え方もあるという程度に読んでいただけたら幸いです。
ご意見ツッコミ、いただけたら嬉しいです。
方向といっても、単に上げている下げている、だけではありません。
応用が必要なことの方が多いです。
また1時間足では、これから上げる、これから下げる、ところでポジションを持つわけなので、反転する根拠が絶対に必要になります。
そういう意味でも、上位足の方向(買いと売りのどちらが強いか)を考えることは、重要だと考えます。
今回は、環境認識自体が、トレーダーにとって欠かせない仕事道具なんだということを確認するために書きました。
そもそも方向はどうやって判断するのか、とか、具体的にどうなったらエントリーするのか、ということは、見事に割愛しました笑
それらについては、いつか考えがまとまってきたら、アウトプットブログを書きたいと思います。
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