GBPJPY 20190614 Fri のトレード記録:べーの初級者FXブログ:【公式】維新の介 校長の「失敗しないFX lifeschool」

【公式】維新の介 校長の「失敗しないFX lifeschool」

維新の介 校長の「失敗しないFX lifeschool」

GBPJPY 20190614 Fri のトレード記録

2019年06月15日

利益は出せましたが、今週で一番問題のあるトレードだったかもしれません。今週を通して見ていたポンド円の、ショート+20.5pipsについての報告です。

環境認識
(ラインの色分けと線種の意味)


以下、環境認識用の画像はエントリー時点のもの。

(4時間足)

短期的な持ち合い。日足下落トレンドラインのブレイクからにわかに上昇に転じ、描き始めた上昇のトレンドラインもまた破れて小さな安値更新が確認できる。すると切り下がる見込みの高まった高値がどこで止まるのか、あくまで戻り目探しとして上を試しているように思えるのがこの時点の状態で、強気の買い目線はほとんど失われていると思われた。移動平均は既に下りでパーフェクトオーダーである。

(1時間足)

一応4時間足の節目になると踏んでいたラインに、1時間足で見事に長ヒゲでタッチしてから戻してきていて、4時間足節目と1時間足のまあまあのレジサポより上まで上げたが、1時間足で何度も意識されたレジサポ上にできた最高値のダブルトップは明確な節目であり、さすがにこれは抜けないだろう、4時間足の高値試しはここで終了するであろうという場面。移動平均は、急上昇によって短期を上抜いているものの、3本揃って下を向いている。

(5分足)

画像はショートエントリー直後に戻して含み損になっている状態だが、文章ではエントリー直前の環境認識を記す。短期と中期の移動平均がまだ上昇の勢いを全く失っていないが、明確な1時間足節目に頭を抑えられて小さなダブルトップになり、ネックラインブレイクからは5分足トレンドラインブレイクにつながりかねない状態。この5分足ダブルトップのネックラインは、少し前までは節目と見ていた4時間足レジサポだが、既に何度も抜けて今は節目の体をなしていない。しかしそのすぐ下には1時間足の明確な節目のレジサポがあり、移動平均が下を向いて切り下げダウを作るまでは、売るのが危険な状態。

早すぎるエントリーとその直後
以上のように、すぐ上の1時間足節目を戻り目とした1時間足レベルの下げを狙って、売り目線でのエントリー準備開始。しかし1時間足の移動平均は長期まで売りに味方しているものの、5分足の長期と中期の移動平均はまだ全く味方してくれていない。売りの勢いがまだ全く溜まっていない厳しい状態であるが、NY市場のオープン直後にできた5分足トレンドラインブレイクを伴う5分足ダブルトップから、これが下の1時間足節目を割る勢いとして十分だと「予想」して、割れたところから逆指値でのショートエントリー。

この強気な割れる予測が外れて大きな戻しに。ダブルトップはともかく、5分足で見ても急峻なトレンドラインのブレイクを当てにするのはあまりにも危うい。これは安全なエントリーの根拠になっていない。ダウ理論が頭から抜けていて、マルチタイムフレーム分析を曲解したエントリーである。エリア上限がはっきりしているので持ちこたえたが、完全な逆張り、しかも損切りをわざわざ大きくした逆張りという有様だった。しかし今回のエントリーの根拠である、節目が1時間足の上限になろうとしているという根拠は、5分足の少々の高値切り上げができても抜けるまでは消えないため、最初の目標である1時間足レジサポまでのリスクリワード比が1をわずかに超えただけの損切り20pipsの覚悟を決めて待つ。

しかし、予想による判断は本来忌避すべきものであるが、これから一旦日足レベルの持ち合いになだれ込みそうなこの相場環境で、1時間足節目から4時間足節目に格上げされつつあるこのラインがいったん1時間足の高値になりそうだという流れに明確な優位性を感じていたし、これを抑えにした売りには直近のラインまでのリスクリワードの取れる順張りのブレイクポイントは、できる見込みも薄かった上に、事後のチャートを見ても、入れるような良い5分足切り下げダウがない。今回に関しては、5分足でのタイミング取りではもっと積極的な逆張りに踏み切るほうが論理的だったように思う。まずはこういうふうに、特に明確な節目ラインに対する下位足逆張りでの戻り目エントリーに対して、ある程度積極的に考えたということだけ記録しておき、いずれ似たケースでのこのような感想の記録が溜まったら、特別なケースとしての攻め方を検討してみたい。

決済までの流れ
(5分足画像)

最初の5分足の戻しは結局高値切り下げに終わってくれて、1時間足短期安値更新が節目ラインとして固まる。そこからは先の節目も比較的はっきりしているので、5分足ダウの高値が1時間足節目ラインがを意識して動くのに沿って損切りを下げる(①から②へ)。最後に鬱陶しく生き残っている日足レジサポが少し意識された下げからはっきりした1時間足レジサポを叩く。これは少し手強いと思っていて、高値を切り上げて再度上を狙う流れの底の候補としてのアピールが強い。勢いが弱い上に、同値撤退に引き下げた損切りは②の節目の上にあるものの、また同値撤退になるのは嫌だと思ってしまう。そう考えているときに加速トレンドラインのブレイクと同時にあまり意識されなくなった日足レジサポを上抜き、ここで裁量決済に手を伸ばす。+20.5pips、1時間足トレードのつもりが6時間半ホールドしただけの5分足トレードとして終了してしまった。トレードの数字データは以下のリンクの通り。
2019-06-15 GBP/JPY

決済後の相場の流れと反省
5分足レベルで決済してしまったこのポジションであるが、もともとは1時間足の高値切り下げを狙ったものであるため、1時間足レベルのホールドを考えていたポジションである。この決済判断は正しかったのか。そこでこの木曜深夜のトレードの続きの1時間足チャートを金曜深夜までまで見てみると、その先こそが1時間足トレードのおいしい伸びになっていて、決済判断のまずさがはっきりする。
(1時間足画像)

これだけの伸びが十分想定できるような環境認識で持ったポジションであるし、しかも抜けていった節目ラインは、いったん節目の体をなしているものの、このような流れの場合は某維新の介教材の動画で「抜けるべきライン」として教えられていたタイプのものである。よって、今週の終了までこのポジションの伸びを期待して持ち続けることは、可能である上にやるべきことであった。ちょっとしたレジサポにびびって利益を捨てるということが、月曜日の同値撤退、昨日の12.5pipsとそして今回と立て続けに起こっていて、もったいない決済が今週のトレードのほぼ全てとなっている。完全に常態化しているため、本格的に見直さなければ改善はない。

まず明らかにいえるのはレジサポへの対処の判断が失敗している。自分はチャートにラインを多めに引いているが、そのかわりにこのページの一番上の画像のように、エリアを分ける節目ラインとそれ以外のレジサポを線種で描き分けていて、節目ではないラインは基本的には小さな反発の警戒やエントリータイミングのために利用するためのものである。もちろん反発後の流れ次第では節目に変わるが、その時点では節目とは違うということを意識して引いている。警戒すべきラインを目印としてチャートに引いておくこと自体は論理的なはずだし、実際にそれらは抜けた場合にもほとんどが反応していて、警戒はするに越したことがないラインばかりのように思う。反対に節目ラインのほうも、今週の1~4時間足にはわかりやすい節目ができているのをきちんと認識できていたため、エリア認識が外れていなくて、まともな利益がない上に最大損失が最大利益を上回ってしまったにもかかわらず、狙った方向に関してはどれも後から見ても妥当なものばかりなのである。だから節目レジサポと節目ではないレジサポの見分けも決して失敗していない。すると問題は対応の仕方であるが、「ここは少し警戒、でも強気で」と自分に自信を持たせられるような、自分を納得させられるようなホールド戦略の論理が仕上がっていないということではないだろうか。

この改善を模索するため、今週末は時間軸ごとのダウの把握方法と、多く引く方針でやってきたレジサポについて、考え直しをしようと思う。

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