日々目先のチャート(4時間足や1時間足)を見ていると、日足のチャートの認識が疎かになりがちで、気が付いたら日足に逆らったトレードをしていたりする事がある。なので、今日から試験的に週一回、週頭に日足のチャートを確認する事にした。そして、日足の状況を認識した上で具体的な方針に落とし込んでいく。

USD/JPY

それではさっそくドル円から。まずは日足。

買い手優勢エリアを逆行中。現在は、以前の横ばいだった付近で停滞しつつある。節目として、前回の安値ラインはレジサポ逆転ラインというわけではなく、そこを抜けるとしばらく節目といえる節目がなく、2月の高値ラインまで遡る事になる。

また、少し前の移動平均線に絡んだあたりでは逡巡があり、上昇トレンドに戻るかという兆しが見えたが、結局売り手の勝利で依然逆行中。とりあえず、買い手優勢エリアを逆行中なので、日足プレーヤーは上昇トレンドに戻るのを待っているだろう状況。なので、基本的には上昇トレンドに戻るところで日足プレーヤーが参加するところを狙う戦略となる。

続いて4時間足。

綺麗に下降するトレンドチャネルに沿って下落中。勢いはなくなりつつあるが、トレンド転換の兆しはない。日足どころか4時間足プレーヤーも動かない状態。まずはすぐ上のレジサポ逆転ラインを越える事が出来るかどうか。トレンドチャネルのラインも越える必要があるので、まずはそこに注目かな？ただ、4時間足でトレンド転換となると、同時に日足プレーヤーも参戦してくるので、一気に動く可能性もある。要注目。

続いて1時間足。

売り手優勢エリアを下落中だが、移動平均線も横ばいから上昇気味で、雲を抜けるかどうかというところ。横ばいが続いて雲が薄くなってきているので、すぐにでも雲を上抜く可能性はありそう。狙いとしては、雲を上抜いた後のリターンムーブ。逆に雲と移動平均線に頭を抑えられて更に下落したとしても、日足に逆らっており、上位足から見て絶好の買い場となる可能性もあるので、要注意。

EUR/USD

続いてユーロドル。まずは日足から。

ドル円と逆方向だが、状況は似ていて、売り手優勢エリアを逆行中。ただ、ドル円と違い、雲と長期移動平均線が迫っており、更には以前の高値ラインに頭を抑えられている。ただ、すぐ下にはレジサポ逆転ラインもあり、この二つのラインに挟まれて停滞中。基本的には日足プレーヤーは下落再開を待っている状態だろうから、この下のレジサポ逆転ラインブレイクで参戦してくる可能性が高そう。要注目。戦略としてもダウントレンド再開待ち。

続いて4時間足。

綺麗な上昇するトレンドチャネルに沿って上昇中。ただ、移動平均線とトレンドチャネルの下のラインに沿っていて、明らかに上昇の勢いはなくなってきている。このままトレンドラインブレイクとなれば、日足プレーヤーが参戦する可能性があり、トレンド転換が一気に進む可能性がありそう。要注目。

続いて1時間足。

雲と二つの移動平均線と交錯し、下抜ける可能性が高い。そうなると、まずは4時間足がついてくるので、トレンド転換が明確になる可能性が高い。ただ、日足プレーヤーはもう一つ下の安値ラインを抜けるまでは参戦してこない可能性があるので要注意。逆に、ここを抜けたら一気に多くの時間軸のプレーヤーが参戦してくるので、大きく動く可能性がある。

EUR/JPY

最後にユーロ円。まずは日足から。

買い手優勢エリアを横ばい中。2018年以来の高値トライ中。下側のラインはレジサポ逆転ラインでこのラインに支えられ、移動平均線も若干の上向きで辛うじて上昇トレンドを保っている。おそらく多くの時間軸のプレーヤーがこの高値ラインブレイクを待っていて動けない状態。

続いて4時間足。

一応緩やかなトレンドチャネルに沿って上昇しているが、全体として横ばい。動くに動けない迷いがチャートによく出ている。いずれにしても日足プレーヤーが動かないとどうにもならないので、高値ラインブレイク待ち。おそらく多くの時間軸のプレーヤーが同じ状況。

続いて1時間足。

1時間足レベルでも雲を挟んでの推移で方向性が完全にない。高値ラインブレイク待ち。おそらく今動いているのは更に下の時間軸のプレーヤー。という事で、待ち。

以上、ドル円とユーロドルは逆行からの日足トレンド方向への戻り待ち。ライン的にはユーロドルがはっきりしていて分かりやすい感じ。ユーロ円は高値ブレイク待ち。やはり日足を認識すると、待つべき方向がよく分かる。

今週も張り切っていきましょう！