USD/JPY

まずはドル円から。

日足はアップトレンド。いよいよ最高値ブレイクするかどうかというところ。この先は新値で1998年頃の値動き。147.80円付近が最高値。

4時間足はダウントレンド。最高値＝4時間足戻り高値。介入が入った時の最安値から結んだトレンドラインが有効である事が分かる。このトレンドラインと移動平均線に支えられて高値圏に値を集めている。基本は上目線でブレイク待ちだが大きな資金が入りはっきりと抜けないと介入の警戒から新規買いがなかなか追随してこない可能性がある。逆に抜けると介入時の高値やその直後の高値あたりから延長したチャネルライン到達までの大きな利幅となる可能性もある。

1時間足もダウントレンド。高値圏に値を集めつつあり、このレンジの更に上1/3程度の高値の領域に値を集めていて、短期移動平均線にも支えられている。売り圧力は強く、高値ブレイクとなる可能性は十分にある。はっきりと抜けてからのリターンムーブを狙いたい。

EUR/USD

続いてユーロドル。

日足はダウントレンド。下げ止まり感があったが、上髭の長い十字線となり、反転上昇が否定された形。

4時間足もダウントレンド。緩やかなトレンドラインとチャネルラインは改めて引き直したトレンドライン。チャネルラインもしっくりくる形となっている。直近高値と移動平均線を越え、トレンド転換の可能性があったが、否定される形で全戻し。再び下目線に戻っている。

1時間足はアップトレンド。二本の移動平均線を挟んでの攻防。売り買いがぶつかっている。現在は戻り売りからの売り手優勢。少しはみ出しているが、緩やかに上昇するトレンドラインがカウンタートレンドラインとなっていると同時に、三尊のネックラインとなっている。基本シナリオは右肩を形成してからのネックライン割れ。すぐ上の1時間足レベルのレジサポ逆転ラインと4時間足移動平均線に押さえられての下落シナリオを想定。一方で、現時点では収束しつつある状態で、下降するトレンドラインを上抜いてのトレンド転換の可能性もある。

EUR/JPY

続いてユーロ円。

日足はダウントレンド。短期移動平均線に押さえられ停滞。過去の日足のレジサポ逆転帯上でもある。

4時間足もダウントレンド。ユーロドル同様、移動平均線を上抜きトレンド転換の可能性があったが全戻しで否定され、現在は移動平均線に絡んでいる状況。移動平均線に押さえられ、カウンタートレンドラインを下抜けての下落再開となるか、移動平均線に支えられて再びトレンド転換へと向かうかというところ。クロス円でもあるので、ドル円で大きく動くとこちらもその影響を受ける事になるのでドル円にも注意が必要。

1時間足はアップトレンド。移動平均線は収束。売り買いがぶつかっている状況。直近では安値が切り上がっていて、二本の移動平均線に支えられての上昇、トレンド転換シナリオと、三尊の右肩を形成してからのカウンタートレンドラインブレイク、ネックライン割れの下落再開シナリオが想定される。この場合も二本の移動平均線に押さえられる形となりそう。どちらの可能性もあり、ドル円の値動きと併せて注視。

GBP/USD

最後にポンドドル。

日足はダウントレンド。ポンドドルと異なり、こちらは短期移動平均線に反応して押さえられての下落。

4時間足もダウントレンド。こちらもトレンドライン、チャネルラインを引き直した。チャネルラインもよく機能しているしっくりとくるラインとなっている。直近高値上昇が否定され、全戻しからの一気に直近安値更新。ただ、今度はチャネルラインに近づいていて、前回の上昇前の高値ラインにも近く、目先の利益確定の買い戻しが入りやすい状況。基本は下目線で戻り待ち。

1時間足もダウントレンド。すぐ下にはチャネルラインと4時間足の高値ラインがあり、利益目標となりやすい。基本は戻り待ちで、ブレイク前の安値ラインあたりに戻すと、短期移動平均線に抑えられる形での綺麗な下落を狙える。

以上、ドル円はじわじわと高値ブレイクに向かっている感じ。それ以外の通貨ペアはトレンド転換の可能性があったが、否定される形となっている。ただ、収束からの拡散の状態なので、いい形になれば積極的に狙っていきたい。