USD/JPY

まずはドル円から。

日足はアップトレンド。150円の心理的抵抗線を比較的あっさりと越え、3月頃を起点とする長い上げトレンドのチャネルラインも越えてきた。加速トレンドラインに対するチャネルラインまではまだ距離がある。また、次の日足レベルの重要な節目は1986年末の安値の160円付近。

4時間足もアップトレンド。トレンドラインとシフトしたライン、チャネルラインに綺麗に沿って上昇中。現在は真ん中のレンジでもう一段上がある状況。150円付近での逡巡が若干あったが、比較的あっさりと突破。今度は150円をサポートラインとして上昇するかどうかという状況。移動平均線から大きく乖離して上昇しているわけでもなく、ダラダラと上昇を続けていて、上目線は続いているがエントリーしづらい状況も続いている。

1時間足もアップトレンド。1時間足レベルでもトレンドチャネルとシフトしたラインによく反応して上昇を続けている。現在は心理的抵抗線の150円を超え、サポートされるかどうかという状況。4時間足同様、1時間足移動平均線から大きく乖離せず、移動平均線に絡みながら上昇を続けていて、トレードがしづらい状況が続いている。もう少し分かりやすい状況になるまでは静観。

EUR/USD

続いてユーロドル。

日足はダウントレンド。長く続く下げトレンドの中だが、高値も切り下がっているが、安値も切り上がっていて、三角持ち合いの様相。移動平均線に再びヒットし、支えられてトレンド転換に向かうか、下げて安値切り上げのラインがカウンタートレンドラインとして機能しての下落再開となるかどうかという状況。

4時間足もダウントレンド。4時間足レベルだと日足とは若干異なるラインでより綺麗に三角持ち合いとなっている。真ん中あたりに売り買いを分けるラインがあり、現在は再び売り手優勢。移動平均線に対する戻り目を作りつつあり、三尊を形成している。現在は下目線。三角持ち合いを下にブレイクする可能性が若干高い。

1時間足もダウントレンド。4時間足の三尊の右肩も1時間足の三尊を築いている。右肩で1時間足移動平均線に対する戻り目を作り、4時間足の売り買いを分けるラインと4時間足移動平均線に絡んでからの下落が狙いやすい形。また、売り圧力が強い場合、このまま直近安値であるネックライン割れからの下落となる可能性もある。上昇するトレンドラインに注意しつつ、いい形になれば狙っていきたい。利益目標は以前のクラスターで中央の売り買いを分けるラインで上昇の起点となっているライン。

EUR/JPY

続いてユーロ円。

日足はアップトレンド。何度も意識されていた高値圏をブレイクして大きく上昇。現在は3月頃から続く長い上昇トレンドラインのシフトしたラインに到達しつつあり、ライン手前で停滞中。長い上げトレンドのチャネルラインはもう一段上でまだ余裕がある状況。

4時間足もアップトレンド。1時間足レベルのチャネルラインに到達。高値圏でレンジを形成している。レンジの安値ラインがWトップのネックラインとなっている。現在は移動平均線に絡み始め、下抜けすると売り手優勢となり、ネックライン割れで下げ確定となる。

1時間足もアップトレンド。1時間足レベルではレンジの中央付近に売り買いを分けるラインがあり、現在は買い手優勢。トレンドラインをシフトしたラインに沿って上昇を続けていて、移動平均線にもサポートされている状況。このまま上昇継続シナリオと割り込んで今度は売り手優勢からネックライン割れをうかがう動きとなるシナリオも想定される。いずれにしてもレンジを抜けるまではリスクリワード的に狙いづらい状況。ただトレンドラインを割り込み、移動平均線に対しての戻りを作ってからの下落シナリオはここまでの上昇分を食っていく形なので狙いやすい形にはなる。

GBP/USD

最後にポンドドル。

日足はダウントレンド。2月頃を起点とする長い下げトレンドの中にある。一方で安値も大きく下げてピークアウトの様相からの安値切り上げで三角持ち合いとなっている。現在は長く続き、よく機能しているトレンドラインと安値切り上げのライン、短期移動平均線に支えられ、これらに挟まれて売り買いがぶつかっている状況。現在は移動平均線で目先の下げが止まりつつあり、買い手優勢。

4時間足はアップトレンド。下げトレンドラインも安値切り上げのラインも日足とは若干異なり、収束から売り買いがぶつかり合い、荒い値動きが続いている。ただ、目先の動きは高値切り下げ安値更新で下げトレンド。移動平均線を割り込み、戻り目を作っての下落となりそうな状況。日足が短期移動平均線に支えられている状況とは逆の方向で日足と売り買いがぶつかっている状況。一応4時間足レベルでは直近安値ラインが三尊のネックラインにもなっていて、すぐ下には4時間足押し安値もあり、割り込めば4時間足レベルで下げ確定となる。

1時間足もアップトレンド。荒い値動きが続いているが、全体としては高値切り下げ安値更新の下げトレンド。移動平均線の並びも下向きで再び収束しつつある状況。現在は4時間足の三尊の右肩だが、この右肩も1時間足レベルで三尊を形成しつつあり、移動平均線への戻りからの安値切り上げライン割れ、ネックライン割れの下落シナリオが考えられる。そうなると、日足も短期移動平均線を割り込んでの下げ再開の動きとなる。要注目。

以上、ドル円は静観。ユーロドルは下目線での待ち。ユーロ円はレンジでの攻防で売り手優勢へ変わってからのWトップネックライン割れからのトレンド転換期待。ポンドドルは下げ目線での待ち。