USD/JPY

まずはドル円から。

日足はアップトレンド。2016年末から2017年初にかけての高値を越えてきた。現在は2016年初の高値付近。このラインは2015年のレジサポ逆転帯でもあり、大きく資金が入ったところでもあり、当面の目標となりそう。

4時間足もアップトレンド。上昇幅が大きく、後から見たらエントリーしやすい状況に見えるが、実際には高値圏であまり深い押しがなく、なかなかエントリーしづらい。日足のところでも書いたが、週足レベルの目標となる節目が迫っているのでここからのエントリーはリスクリワードが合わない。押し目待ち。

1時間足もアップトレンド。小さいレジサポ逆転ラインを作っているので、支えられての上昇を狙いたいところだが、上昇が強く、エントリーしやすいパターンにはなかなかならない。こういう時は無理をしないほうがいい。

EUR/USD

続いてユーロドル。

日足はダウントレンド。短期移動平均線に押さえられてじわじわと下落中。ただ、明確にダウントレンド再開という状況でもない。

4時間足もダウントレンド。高値切り下げ安値更新を小さく続けているが、全体としてはトレンドレスに近い。すぐ上の直近高値を越えてくると、当面のトレンド転換となる。ただ、短期と中期の移動平均線に挟まれて、売り買いがぶつかる状況でもあり、ここからの下落再開の可能性もある。

1時間足もダウントレンド。上のラインが4時間足の直近高値。ここを抜けてトレンド転換となるか、押さえられてダウントレンド再開となるかというところ。下のラインはレジサポ逆転ライン。トレンドチャネルの上のライン付近でもあり、売られやすい状況でもある。

EUR/JPY

続いてユーロ円。

日足の戻り高値をとうとう超えて日足がトレンド崩壊。アップトレンドとなった。

4時間足もアップトレンド。日足の戻り高値ラインを越えたところ。このラインに支えられての上昇を狙いたいところだが、短期移動平均線から乖離していて、基本的には追いつくのを待ちたい。

1時間足もアップトレンド。日足高値を抜いてきたが、すぐ上には去年の10月の高値ラインがある。直近の日足高値にサポートされての上昇を狙いたいところだが、これを書いている間にも大きく上昇している。「押し目待ちに押し目なし」の典型的なパターン。

GBP/USD

最後にポンドドル。

日足はダウントレンド。短期移動平均線を越え、以前の安値圏に到達してきた。ただ、はっきりしたレジサポ逆転帯はもう少し上になる。

4時間足はアップトレンド。先週末から続いたレンジを越え、トレンド転換が鮮明となってきた。現在はすぐ上の過去の安値ラインで上げどまっている。ここを抜けての上昇を狙いたいところだが、すぐ上には長期移動平均線があり、戻り売りエリアでもある。戻り売りとなり、下から接近する短期移動平均線に支えられての上昇となれば、それも狙いやすいパターン。

1時間足もアップトレンド。すぐ上の過去の安値ライン越えのシナリオを想定。いずれにしても、現在は拡散中なので、収束を待ちたいところ。短期移動平均線が近づいてから支えられての上昇シナリオに期待。

以上、円安傾向が強く、クロス円の通貨ペアはなかなかエントリーしづらい。ただ、無理をして高値掴みになっても意味がないので、無理をしない。ユーロドルはトレンドがどちらに向くかという状況で、決着をついてからチャンスがあるので要注目。ポンドドルはトレンド転換が鮮明になりつつあり、いい形になれば狙いたいところ。