USD/JPY

まずはドル円から。

日足はアップトレンド。週足レベルの高値である2016年の高値に近づいてきた。このラインはレジサポ逆転ラインでもあり、ここを抜けると2015年の高値圏に突入する事になる。

4時間足もアップトレンド。ある程度の利益確定の売りは出ているが、依然として買いが強い状況。短期移動平均線も近づいてきており、トレンドチャネルにも支えられれば再度上昇の波が来る可能性もある。ただ、エントリーするにはやはり深めの押しが欲しいところ。やはり「押し目待ちに押し目なし」。

1時間足もアップトレンド。1時間足レベルでは小さいレジサポ逆転ラインがあり、支えられての上昇シナリオが考えられる。直近のトレンドチャネルの下のラインにも支えられればエントリータイミングとしては悪くない。ただ、買いが集中するきっかけとしては弱く、地合い次第の弱い判断材料。

EUR/USD

続いてユーロドル。

日足はダウントレンド。短期移動平均線を伴って、元の下落トレンド方向に戻りつつある。

4時間足もダウントレンド。戻り売りエリアからの高値切り下げ安値更新でダウントレンド再開の様相。すぐ上に過去からよく意識されているレジサポ逆転ラインがあり、上からは短期移動平均線に押さえられ、綺麗な下落シナリオが想定できる。

1時間足もダウントレンド。1時間足レベルで見ても綺麗にレジサポ逆転ラインに反応していて、収束から拡散の最初の戻りとなっていて、ここからの下落シナリオを想定。

EUR/JPY

続いてユーロ円。

日足はアップトレンド。日足の戻り高値を抜け、次の高値である去年の10月の高値も抜けたところで上げどまっている。この上は2021年の高値で、そこを抜けると2018年まで遡る事になる。

4時間足もアップトレンド。日足高値を越えたところで利益確定の売りが入ったが、再び買戻しが入り、依然として買いが強い事が分かる。一応ブレイクラインは形成され、トレンドチャネルと短期移動平均線に支えられての上昇シナリオが考えられるが、ドル円同様、ここからはなかなか入りづらい。

1時間足もアップトレンド。短期移動平均線に支えられ、ブレイクラインを抜けるとエントリーシナリオとしては悪くないが、利益確定の売りが入りやすい状況は変わらないので、短期決戦になる可能性も十分に考慮する必要がある。

GBP/USD

最後にポンドドル。

日足はダウントレンド。以前の安値に反応して短期移動平均線まで下落している。ここで短期移動平均線に支えられるかどうか。

4時間足はアップトレンド。戻り売りエリアで長期移動平均線と少し前の安値ラインに反応して、大きく売られた。短期移動平均線と4時間足高値ラインは割り込んだが、現在は反発して上に戻っている。基本は支えられての上昇シナリオ。

1時間足もアップトレンド。1時間足レベルで見ると、綺麗にレジサポ逆転ラインがあり、このラインに支えられている。移動平均線も収束しつつあり、直近高値を抜いてくれば、上昇再開となるシナリオを想定できる。

以上、クロス円の通貨ペアはいずれにしても上昇が強すぎて入るとしてもすぐに逃げられるようにする必要がある。ユーロドルとポンドドルは綺麗にレジサポ逆転ラインを形成していていい形になっている。ただ、一方はドル安方向、一方はドル高方向なので、ちょっと気を付けた方がいい。