USD/JPY

まずはドル円から。

日足はアップトレンド。高値更新継続。日足レベルでの押しが全く来ない非常に買いが強い状況が続いている。当面の目標は2002年の高値。ここを越えると1998年まで遡る事になる。

4時間足もアップトレンド。押しが入りつつあるが、大きく利益確定の売りが入っているわけではない状況。当面の目標は上の2002年の最高値ライン。また、4時間足レベルで大きく見たトレンドチャネルの上のラインに近づきつつあり、利益確定の目標となりやすい。

1時間足もアップトレンド。高値を緩やかに切り下げてカウンタートレンドラインを形成。下には1時間足レベルのレジサポ逆転ラインがあり、支えられてからの上昇シナリオと1時間足レベルのトレンドチャネルの下のラインまで押してからの上昇シナリオを想定。ただ、多くの参加者が利益確定の売りのタイミングを計っているので常に注意が必要。

EUR/USD

続いてユーロドル。

日足はアップトレンド。日足レベルのトレンドチャネルの上のラインと短期移動平均線に挟まれて売り買いがぶつかっている状況。

4時間足もアップトレンド。高値切り下げ安値切り上げで三角持ち合いとなっている。移動平均線の並びは上向きだが、二つの移動平均線を挟んでの売り買いとなっていて、方向性はない。日足では長期的には下げていて、日足レベルの思惑と4時間足レベルの思惑がぶつかっている状況。

1時間足もアップトレンド。1時間足では移動平均線の並びが下向きになり、やはり売り買いがぶつかっている。すぐ上の1時間足レベルのレジサポ逆転ラインを挟んで現在は売り手優勢エリアだが、ここを越えて買い手優勢エリア側に移るか、直近安値を下抜いて買い手優勢が鮮明となるかというところ。決着が着くのを待ちたい。

EUR/JPY

続いてユーロ円。

日足はアップトレンド。高値更新継続。2015年6月の高値を抜けてきた。次の目標は143.754あたりだが、これは2015年の最高値だが前年からの下落の途中で単なる年初来高値でしかなく、目標とはなりにくい。分かりやすい目標としては更に上の2014年の最高値。ここを抜けると2008年まで遡る事になる。

4時間足もアップトレンド。2015年6月の高値ラインを越え、サポートされての上昇継続。

1時間足もアップトレンド。1時間足レベルのトレンドチャネルの上のラインヒットで上げどまっている。1時間足レベルの高値ラインに反応していて、基本的にはここを抜けて支えられての上昇狙い。トレンドチャネルの下のラインに支えられての上昇が理想だが、相場が強く、このまま上昇継続となる可能性も十分にある。

GBP/USD

最後にポンドドル。

日足はアップトレンド。短期移動平均線に支えられているが、上昇しきれない状況。長期的には下落していて、大きくトレンドが変わるかどうかの瀬戸際で売り買いがぶつかっている。

4時間足もアップトレンド。長い下髭が出たが、安値切り上げのラインに支えられている。一方で、直近高値は越えてきていて、買い手優勢になりつつある。ただ、現時点では依然として移動平均線の並びが下向きなので要注意。

1時間足もアップトレンド。4時間足レベルの高値ラインを越え、1時間足レベルのレジサポ逆転ラインに支えられている。基本は上方向へのブレイクシナリオだが、1時間足でも移動平均線の並びがまだクロスしていない状態で売り買いがぶつかっている状況を表している。抜けてからしっかりとサポートされるのを待ちたい。

以上、クロス円の通貨ペアは引き続き上目線だがエントリーのタイミングは依然として難しい。ユーロドルとポンドドルは売り買いがぶつかっている状況で決着が着くのをしっかりと見極める必要がある。