USD/JPY

まずはドル円から。

チャートは張り付けないが、月と週が変わったので月足・週足を確認。どちらもアップトレンド。上目線で上昇継続中。約1年前につけた最高値(152)に近づいてきた。

1時間足はアップトレンド。一度大きく下げ、トレンドも崩壊したが、節目手前で反転上昇。切り返す形で収束した移動平均線を上抜く形で値を戻した。この時の安値は4時間足のトレンドラインと交差する形となっていて、4時間足レベルの押しが入った形。ただ、1時間足では先週末の時点では戻り高値は越えてなかったが、週明けのギャップアップで戻り高値を越えアップトレンドへ。ギャップアップ後に下げていて、節目に支えられての上昇に期待。

15分足もアップトレンド。こちらも1時間足と同じところに戻り高値があり、週明けギャップアップでトレンド転換。移動平均線も再びクロスして歌向いていて、上目線となっている。押し目からの上昇狙い。ただし、去年の最高値に近づいていて、手前には150の心理的抵抗線がある。高値警戒。

EUR/USD

続いてユーロドル。

月足は戻り売りからのダウントレンド継続中。週足は押し安値を越えてそれまでの上昇トレンドの崩壊となっているが、移動平均線の並びは上向きで中期移動平均線に絡んでいる状態で週足レベルでは押し目買いが入りやすい形。

1時間足はダウントレンド。4時間足のトレンドラインに押さえられる形での4時間足レベルの戻り売りでの下落。1時間足でもこの下落で押し安値を越えトレンド崩壊。ただ、移動平均線は上向きで押し目買いが入りやすい形。一方で4時間足も短期移動平均線に支えられての押し目が入りやすい形でもある。上位足と方向が揃わず、また4時間足も下げトレンドだが押し目買いが入りやすい形でもあり方向がはっきりしない。

15分足もダウントレンド。こちらは移動平均線もクロスして下向いていて下目線。基本は下げ狙いだが、上位足では押し目買いが入りやすい形でリスクは高め。

EUR/JPY

続いてユーロ円。

月足も週足もアップトレンド。2008年来の高値圏で逡巡している。

1時間足はアップトレンド。上下の点線が4時間足のレンジのラインでなかなかこのレンジを抜けられずにいる。現在はトレンド転換して上目線。レンジの真ん中あたりの売り買いを分けるラインの上に抜けていて、買い手優勢エリアの安い所に値がある。高値も切り下がっていて、押し目買いが狙いやすい形。4時間足のレンジを抜けるまでは上位足の買いが入りにくいので、狙うとしたら短期狙い。

15分足もアップトレンド。若干大きめの下げでトレンド崩壊となっていたが、切り返しての上昇で再びアップトレンド。現在は節目の上で高値切り下げて推移していて、上目線でのブレイクに期待。ただし、上位足で判断したように、4時間足のレンジの中での値動きなので狙うとしたら短期決戦となる可能性がある。

GBP/USD

続いてポンドドル。

月足はダウントレンド。中期移動平均線に対しての戻り売りからの下落で下げ継続。週足もダウントレンドで、移動平均線は上向きだが、押し安値を越え、中期移動平均線も下抜きつつあり売りが強い。ただ、押し目買いが入りやすい位置でもある。

1時間足はダウントレンド。高値更新安値切り上げで上昇トレンドが続いていたが、4時間足のトレンドラインに押さえられ、押し安値を越えトレンド崩壊している。ただ、移動平均線の並びはまだ上向いていて、押し目買いが入りやすい形。長期の売りと短期の買いがぶつかる可能性がある。

15分足もダウントレンド。トレンド転換からの上昇トレンドが続いていたが、4時間足のトレンドラインに押さえられ、押し安値を越えトレンド崩壊。移動平均線もクロスして下向きになり下目線。基本はここからの下落狙いだが、4時間足、1時間足で押し目買いが入る可能性があり、注意が必要。狙うとしたら、しっかりと抜けてから。

GBP/JPY

続いてポンド円。

月足はアップトレンド。2015年来の高値圏で逡巡している。週足もアップトレンドだが、高値の更新幅が小さく、短期移動平均線に絡んでいる状態。押し安値にはまだ距離があるが、短期移動平均線を下抜いてくると目先の利益確定の売りが入りやすくなる。また、日足では移動平均線が収束する形で戻り売りが入りやすい形。逆に上抜くと上昇再開となる重要な局面にある。

1時間足はアップトレンド。1時間足レベルの押し目買いと日足レベルの戻り売りがぶつかっていて迷っている状況。日足レベルでの決着待ち。

15分足もアップトレンド。一応節目に支えられてアップトレンドだが、上位足で売り買いがぶつかっていて、15分足では方向性のない展開となっている。日足レベルの決着待ち。

AUD/JPY

最後に豪ドル円。

月足も週足もアップトレンド。現在は短期移動平均線に支えられ上昇継続中で2015年と去年の高値圏を抜けるかどうかという状況。

1時間足もアップトレンド。日足レベルの高値に押さえられ深めの押しとなっている。ただトレンドは崩れておらず、上昇トレンドラインも下に控えている。押し目からの上昇再開狙い。

15分足はダウントレンド。1時間足レベルでは深めの押しとなった結果、15分足ではダウントレンドとなり、移動平均線もクロスして下向きに。下目線でここからは狙いにくい。もう少し下げて中期移動平均線の押し下げてからの切り返しての上昇に期待。静観。

以上、監視対象はドル円、ユーロドル、ユーロ円、ポンドドル。ただ、全体としてトレンドが変わった直後で上位足のトレンドとぶつかっている状況が多く、判断が難しい局面にある。

今日は日本時間には日銀短観の発表が、NY時間にはISM製造業景気指数の発表があり、関連通貨ペアでは注意が必要。