USD/JPY

まずはドル円から。

日足はアップトレンド。続伸で高値更新。いよいよ1998年の高値147.66円に到達。やはり多くの人が意識しているのかラインで一旦は上げどまっている。ここを抜けるともうしばらくは節目らしい節目はなく、心理的な節目の150円や1986年の安値の160円あたり。ただ、日足の3月を起点として長く続くトレンドチャネルのチャネルラインに近く、当面の上限となる可能性があるので注目したい。

4時間足もアップトレンド。4時間足レベルのトレンドチャネルとシフトしたラインがよく効いている。以前の高値を安値を結ぶシフトしたラインと1998年の高値の147.66円で上げ止まり。指標発表の影響で大きく動いた。ただ、移動平均線にも支えられていて、依然としてアップトレンド。基本は押し目待ち。

1時間足もアップトレンド。暫定のカウンタートレンドラインを引いている。移動平均線に絡みながらの前回高値ラインでもあるレジサポ逆転ラインとシフトしたトレンドラインに支えられての上昇シナリオを想定。ただ、今回の高値は歴史的な高値でもあり、重要な節目。利益確定の売りが入りやすい状況ではあるのでリスクリワードに注意。

EUR/USD

続いてユーロドル。

日足はダウントレンド。一気に切り返し、短期移動平均線まで上昇。まずは短期移動平均線に押さえられるかどうか。

4時間足はアップトレンド。ただ、安値更新から一気に切り返して高値更新となっていて、安値は切り上がっていない。それでも移動平均線を一気に上抜き、戻り高値を越えての買い手優勢。移動平均線も上向きつつあり、押し目から安値を作り、移動平均線に支えられてのトレンド転換に期待。

1時間足もアップトレンド。指標発表時の値動きが大きく、1時間足レベルで見ても安値切り上げとはなっていない。ただ、移動平均線の並びはクロスして上向きに。押し目待ち。

EUR/JPY

続いてユーロ円。

日足はダウントレンド。三度目の高値で高値トライ。現在は逆三尊、若しくはカップウィズハンドルの形で高値ラインがネックラインとなっている。この価格帯は以前の高値の価格帯でもあり、重要な節目となっている。

4時間足はアップトレンド。9月の安値からのトレンドチャネルがよく効いている。現在は以前のレジサポが逆転しているシフトしたラインと日足レベルの重要な節目で上げどまっている。押し目を待ちたいところだが、上昇が大きく、4時間足レベルでのサポートとなりそうなラインには距離があり、ここまでの押しは期待できないかもしれない。いずれにしても押し待ち。

1時間足もアップトレンド。上げ勢いが強く、先週の1時間足レベルのレジサポ逆転ラインへの浅い押しと直近高値へのもう少し深い押しを想定。いずれにしても押し待ち。あまりにも浅い押しの場合は高値掴みとなるリスクがあり、リスクリワードに注意する必要がある。

GBP/USD

最後にポンドドル。

日足はダウントレンド。移動平均線を上抜き大きく上昇。前回の高値にも近づき、日足レベルでのトレンド転換となる可能性が出てきたが、一方で、今年2月を起点として長く続くトレンドラインにも近づいていて、利益確定の売り圧力が強くなる可能性もある。日足レベルでは戻り売り領域でもあるので日足レベルの売りと下位足の買いがぶつかりやすい状況。

4時間足はアップトレンド。小さい押しで移動平均線に支えられる綺麗な上昇となっている。高値更新安値切り上げでトレンド転換。ただ、上昇勢いが強く、すでにチャネルラインに近づいている。ただ、このラインは過去1点でしか接点がなく、信頼性は低め。現在は前回大きく下げた起点の高値でもあるレジサポ逆転ライン到達で上げどまっている。基本は押し待ちだが、上昇勢いが強く、前回高値とトレンドライン、移動平均線付近までの押しが理想的だが、そこまでは少し距離がある。いずれにしても押し待ち。

1時間足もアップトレンド。押し待ち。4時間足の高値と直前の高値の間での推移となっていて、あまり押しが入らずにこのレンジからのブレイクというシナリオともう少し深い押しからの上昇シナリオを想定。前者は短期移動平均線が追いつくのを待ちたい。また、リスクリワードに注意が必要。

以上、昨日の値動きでユーロドル、ポンドドルはトレンド転換の様相。押し待ち。一方でクロス円も上昇継続で押し目待ち。