2022年11月11日(金)
2022年11月11日
昨日のNY時間の指標発表によって大きく動いたので、今日は日足と4時間足を中心にチャートチェックをする。
USD/JPY
まずはドル円から。
日足はダウントレンド。日足の押し安値を割り込み、トレンド崩壊。高値切り下げ安値更新の下げトレンドとなった。長く続くトレンドラインと中期移動平均線を割り込み、週足レベルでも認識できる重要な節目まで下落してきた。週足では移動平均線に絡んでいて、トレンドラインも完全には抜けていない状態なので、週足レベルの押し目買いが入りやすい状況。
4時間足もダウントレンド。介入時の最高値を始点とするトレンドラインに綺麗に反応している事が分かる。また、今回の下げでも介入後の最安値を始点とするチャネルラインで利益確定の買い戻しが入っている。この下げ止まった水平ラインは日足、週足の重要な節目でもあり、下げ止まる可能性は高そう。
現在は移動平均線からの乖離が大きく、基本は戻り待ち。ただ、上位足の流れから、トレンド転換となる可能性もあるので、移動平均線に絡むあたりからの動きに要注目。
EUR/USD
続いてユーロドル。
日足はアップトレンド。短期と中期移動平均線に対する押しとなり、日足の重要な節目を上抜いて上昇。日足レベルでのトレンド転換が鮮明となった。ただ、今回の上昇でチャネルラインに到達。このラインは以前のクラスターの中心付近のラインであり、その後の高値ラインでもあり、利益目標になりやすい。
4時間足もアップトレンド。4時間足レベルのチャネルラインはすでに越えており、加速トレンドラインに対するチャネルラインにも到達。このあたりのラインが日足の節目となっていて、利益確定の売りが入りやすい状況。押し目待ち。理想としては、ブレイク前の高値ライン付近まで押してからの上昇パターン。
EUR/JPY
続いてユーロ円。
日足はアップトレンド。高値切り下げラインがカウンタートレンドラインとなり上抜けての上昇を期待していたが、指標発表で大きく下落。目先の動きは直近安値も割り込み、高値切り下げ安値更新の下げトレンドとなっている。ただ、日足の押し安値はまだ下で、全体では上昇トレンド。長期で見ると、もう少し下のトレンドラインと高値切り下げのラインに挟まれていて、更にはその中間付近に値があり、現在は上昇トレンド中の押しの中にある状況。
4時間足はダウントレンド。高値切り下げ安値更新で下げトレンド。トレンドラインが以前の介入時の高値を始点として引いたラインが綺麗に機能していて、チャネルラインの視点をやはり介入時の安値始点とした場合、まだ余裕がある。現在はその手前で下げ止まり、日足でも認識できる節目を再び越えてきた。日足レベルでの押しとなると、この先トレンド転換となる可能性もある。
GBP/USD
最後にポンドドル。
日足はダウントレンド。中期移動平均線に対する戻り売りの形だったが、指標発表で大きく切り返し、高値切り下げのラインと中期移動平均線を上抜いてきた。ただ、日足の戻り高値には到達しておらず、日足としては下げトレンド。日足戻り高値の少し下の現在の値のあたりに重要な節目があり、売り圧力が強くなりやすい状況。ただ、チャネルラインまではまだ余裕がある。
4時間足はアップトレンド。4時間足の戻り高値を上抜け、高値更新安値切り上げでトレンド転換となった。現在は日足の節目に到達。すぐ上には日足の戻り高値があり、売り圧力が強くなりやすい状況。チャネルラインまではもう少し距離があり、続伸すれば日足のトレンド転換となる。
以上、昨晩の指標発表で大きく動き、現時点では高値・安値掴みの状況となるので、現時点での新規のエントリーは難しい。という事で、日足~4時間足で状況を分析してみた。押しなり戻りが入り、移動平均線に絡み始めるのを待ちたい。
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