USD/JPY

まずはドル円から。

日足はダウントレンド。下げトレンドラインと短期トレンドラインに張り付くか多事で推移。一応トレンドランは越えていないが、安値切り上げとなりそうな形でもある。長期トレンドの下げと目先のトレンド転換期待の買いがぶつかっている。

4時間足もダウントレンド。全体としては下げていたが、移動平均線の収束、下げトレンドラインへの接近で収束した二本の移動平均線を挟んだ値動きとなっていて、日足のところでも書いたが、売り買いがぶつかっている。安値切り上げのラインを修正。高値更新していないのでトレンドラインではないが、三点目が接している比較的意識されているライン。このラインと下げトレンドラインとで三角持ち合いとなっている。

1時間足もダウントレンド。上昇から移動平均線が収束して、それを下抜いて下げに転じていたが、再び切り返して二本の移動平均線を上抜き。下げトレンドラインに押さえられ再び下落で日本の移動平均線下抜きなど、三角持ち合いが狭まるにしたがって、売り買いが交錯する展開となっている。決着待ち。

EUR/USD

続いてユーロドル。

日足はアップトレンド。狭い値動きで推移。高値トライをしているが、なかなかブレイクできない。

4時間足もアップトレンド。高値更新の可能性があったが、上昇トレンドラインをシフトしたラインと節目に押さえられ下落。今度は上昇トレンドラインを割り込んできた。ただ、全体としては移動平均線の並びは上向きで、安値もレンジを越えておらず、依然として上目線でのヨコヨコ。ただ、中期移動平均線がレンジの下限に近付いてきたので、このあたりを割り込むと押し安値はもう少し先だが、下げトレンド確定と判断する人が増えてくる。

1時間足はダウントレンド。実質ヨコヨコ。高値圏から一気に安値圏へ下落したが、半値戻しという荒い展開。それ以前も、日本の移動平均線を挟んでの値動きで、綺麗にトレンドが出ていない状態が続いている。手を出すと、買うと下がり、売ると上がるという翻弄される展開となる。基本はレンジブレイクからのトレンドが出るのを待つ事になる。

EUR/JPY

続いてユーロ円。

日足はダウントレンド。ドル円同様、下げトレンドラインに絡んでの推移で下げトレンドラインを上抜くかどうかという状況。安値も節目で下げ止まっていて、移動平均線も横ばいから上向くところで直近高値を越えてくるとトレンド転換が見えてくる、

4時間足もダウントレンド。全体としては下げからの上昇で戻り売りエリアだが、移動平均線の並びは上向きとなっていて、短期の上昇継続の買いと、長期の売りがぶつかっている状況。

1時間足もダウントレンド。実質ヨコヨコ。上昇から移動平均線収束、二本の移動平均線下抜きで下げトレンドとなりそうだったが、節目で支えられ、レンジ内で移動平均線を挟んだ方向性のない値動きとなっている。レンジを抜けて方向性が出るのを待つ。日足の戻り高値がもう一つ上の節目で4時間足の節目でもあるので注文の集中があるところ。ブレイク後の逡巡に気を付ける必要があるが、越えると日足レベルでのトレンド転換となるので注目されているポイントでもある。

GBP/USD

最後にポンドドル。

日足はアップトレンド。値幅が小さいが、押しからの節目で支えられての上昇で再び高値トライ。

4時間足もアップトレンド。上昇トレンドラインと中期移動平均線に支えられての上昇で上昇再開。ただ、高値更新できない状況が続いている。4時間足のアセンディングトライアングルだとかなり値幅が狭くなってきているが、日足のアセンディングトライアングルはもう少し余裕があるので、もう一段の深い押しとなる可能性もまだある。

1時間足もアップトレンド。実質ヨコヨコ。1時間足レベルで見ると、日足、4時間足の節目の一つ手前の高値のラインを越えられない状況。下げからの移動平均線上抜きで上げに転じて、押し目を付けての上昇。1時間足の節目で高値のラインが逆三尊のネックラインとなりつつある。こちらもユーロドル同様、移動平均線を挟んだ、トレードしづらい状況が続いている。トレンドが出るのを待ちたい。

以上、全体として三角持ち合いやレンジ内での推移でトレードに適さない状況が続いている。こういう時は待つしかない。