多重表示の移動平均線のみかたについて考察
2023年11月05日
やずさんよりコメントを頂きましたので、現時点で発表できる部分について書いていきたいと思います。あくまで私自身の考えを述べるものですのでその点はご了承ください。
まず、前提条件となる私が使用するMAの設定値の説明およびその用途について説明させて頂きます。
現在一つのチャートに表示しているMAは以下の3つになります。(すべてSMAです)
- 20MA
- ひとつ上の時間足の20MA相当のMA
- 5MA
【それぞれのMAの役割】
- 20MA
- 押し目・戻り目の基準
- ダウの転換ポイントの目安
- 簡易的に一つ上の時間足のダウをみる(例:4時間足の20MA≒日足のダウ)
- ひとつ上の時間足の20MA相当
- 上位足の流れの把握
- 上位足の目立つ高安値の把握
- 5MA
- ひとつ下の20MAの形を大まかに把握(例:4時間足の5MA≒1時間足の20MA)
- その時間足のダウカウントのガイド(あくまでも補助)
- その時間足のレートの流れ(方向はもちろん角度や継続時間をみる)
- 共通事項・2つ以上組み合わせて
- 安値切り上げ・高値切り下げの確認
- 収束~拡散
- グランビルの把握
- パーフェクトオーダー
- ステージの把握(*後述)
- MTF分析の際に迷子にならないためのガイド(^ ^;
上記を前提とした上で、この3種類のMAの並び順ごとに6つの名称をつけて考察・検証を行ない分析に役立てようとしています。
【MAの並びごとの名称と意味】
名称とその意味合いについては、小次郎講師の移動平均線大循環分析より拝借させて頂いています。(大枠についてはウェブサイトやYoutubeで無料公開されています)こちらで詳細を書くのも憚られますので詳しい内容は省略させて頂きます。
【わざわざステージ◯という名称をつける意味】
- MAの並びを端的に表すことができ言語化が容易になる
- より深い検証や考察がしやすくなる
- トレードノートをつけやすくなる
【考察したこと】
- ステージが1→2へ切り替わった時、次の状況が想定できる
- 20MAも押し下げ上位足レベルの押し目を形成後、再びステージ1へと回帰する
- 上昇勢いが弱まったと判断できステージ1へ回帰するもWトップを形成する
- 再びステージ1へと回帰するも2→1→2と移行し保合いを形成する
- そのままステージ3へと移行する
※上記のどのパターンになる可能性が高いかは20MAや5MAの角度等である程度推し量れる
- 4時間足のステージを把握することで1時間足の一波を取りにいく際のリスクを把握できる
- MAの並びだけで言えばステージ1でロングと4でショートの時が日足に順張り
- ステージ5でロングと2でショートは日足の調整波の可能性が高くリスクが高い
- 巡航していたステージが短期期間に大きく逆行すると三角持ち合い形成してる場合がある?
- 現在、検証中の項目でありその傾向があるかは現時点では不明です
- 検証の結果、この傾向が強ければ図形認識力が弱くても保合い判断ができます
※上記の事象を論理的に解釈すると、ステージの逆行はそれまでの流れを止めたい反対勢力が存在するということになります。つまり売りと買いの勢力がバチバチやっている部分=保合いということになるのではないでしょうか?
以上が前回、学習記録で行なった「多重移動平均線のみかたの考察」になります。まだまだ、MAだけでも奥が深そうなので、これからも過去検証を行ない傾向を調べ、考察し、知識と照らし相場の原理原則の理解に努めたいと思います。
【おまけ?】
ローソク足チャートからラインチャートへ切り替えることで、5MAに対する値動き≒下位足のダウが見やすくなります。あくまで簡易的ですが…
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