私があえて過去検証をする理由
2023年10月30日
過去検証という言葉は、人によって様々な定義や目的があります。
まず挙げられるのが、手法やロジックの勝率などを知ることを目的とした、いわゆるバックテストと同義の上っ面だけの統計的アプローチ。維新の介さんが最も嫌うものですね。カーブフィッティングになりやすく、相場が変わると対応できなくなる可能性が高いのがこの方法だと思います。
続いて挙げられるのは、もっとしっかりとした統計学的なアプローチでデータを取り、相場の原理原則を理解しようという試みです。具体的には「ロンドン時間にユーロやポンド絡みの通貨ペアが大きく動く」といったことや、「日足レベルの高値では一旦止められやすい」といったことを数値化しその理論や推論が妥当かどうかを調べるものです。逆に集まったデータをもとに仮説を立てそれを検証します*。
実際のところ、正しい知識を得て取引を繰り返していれば、原理原則もわかってくるのかもしれません。ただ、単なる知識も数値として証明されれば、しっかりとしたバックボーンのある知識として定着しやすいのではないでしょうか。また、思い込みバイアスで「とある傾向がある」と思っていたことが違う可能性もあります。こちらを修正することもできるのがこのアプローチだと思います。
次に挙げられるのが、フォレックステスターなどを使った疑似トレードです。こちらは検証というより練習の要素が強いのですが、負けトレードにスポットを当てその原因を検証したり、勝ちトレードにおいてもよりベターな(相場に正解はないので)利確の方法を検証するものです。もっと言えば、手法通りにトレードできているかの確認し誤っていれば修正を行ないます。
また特定の手法がない場合は、相場の原理原則をもとに組み立てていく場合もこのアプローチになると思います。
私の検証の定義と目的は、最初の一つを除いた二つです。今回、自身の目的をブレさせないためにブログ記事としてまとめてみました。これからも着実に歩みを進めていきたいと思います。
*仮説を立て検証する際は「何故そうなるのか」を考えることも重要な要素と考えています。
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