トレンド発生一本前の環境観察
2018年05月26日
①勉強方法にもいろいろあるけれど、「トレンド発生の前の状況を研究せよ」という、声がしたのでとりあえずそうしてみる。
下は今回のドル円の下落相場発生直前チャートである。右端にトレンド発生前の足がある(矢印)
1時間足(上)、と5分足(下)のトレンド発生直前のチャートである。こんな風に見えていると確認するだけで勉強になる。ここで売りを考えたあなたは常勝トレーダーです。
1時間足は徐々に高値切り下げてきて20SMAを下抜けてきているのでグランビルの法則①でエントリーチャンスポイントで私もここから入った。5分足も徐々に高値切り下げ安値更新してきている。赤矢印の直前では75SMAまで戻してきている。ここからの離れを取りに行くと考えた人は多かっただろう。
②で入った人も5分足の直前の高値に損切を入れていても赤矢印までの下落発生まで損切にはかからなかっただろう。
しかし、リスクもあった。日足では上昇からの乖離からの回帰を狙っているわけだから上等とは言えない。
結果的には、今日まで下げてきていて、4時間足の波を獲りに行っているトレーダー達はまだ決済していなくても不思議ではない。150PIPSくらいは乗っているだろうからうらやましい。エントリー後に目先の上げ下げで一喜一憂していた自分が恥ずかしい限りだ。しかも日足では下げトレンドは前哨戦であり、来週から下げだしてのトレンド変換である。
②5月21日週明けのドル円である。東京時間である。
ここはなかなかわかりにくいが、この5分後からトレンド体制になり50PIPS伸びている。ここで買いを選択したあなたは「億り人」になれまりす。
日足は上昇トレンド中。1時足は高値更新が緩やかになった後、ネックラインを急に割ってきたが、4時間足、あるいは中期SMAで支えられた。そして、自身の20SMAでも支えられたのだ。5分足もじりじりと安値を切り上げてきているので高値更新でエントリーすべきである。日足が伸びきって危険だが、1時 間足の根元からのトレードとなる。これが、トレンド発生直前のチャートである。よく覚えておこう。
③5月17日ドル円
ここも一見入るのに戸惑いそうだがこの後50PIPS以上伸びている。
なぜ伸びたのかは理由があるはずだ。偶然はあり得ない。その理由を考えるのがここでの学習の意義である。
日足上昇中の中、前日1時間足がダブルトップを形成しネックラインを割れようかというところで割れないで上昇してきたところである。ここにすべてがあるような気がする。日足に支えられている中、1時間足がダブルトップでネックラインを割らずに安値を切り上げたなら買ってよろしいということ。
ここで買えたあなたは中級Ⅰ昇格決定!おめでとうございます。(お前が決めんなよ!)
5分足はトレンド発生直前に下げてフェイントを掛けてきたが長期移動平均線で押して反発上昇している。買いでしょ。5分足の一波で40PIPS以上の値幅が動いた。(1時間足ならそれ以上。ここでは要人の発言で伸びたので入るべきではないとの意見もあるが、例題として挙げさせてもらった。)
④ドル円 4月23日
ここは100PIPS以上一気に伸びた、4時間足を確認してみるとよくわかるだろう。
日足はレジスタンスラインで何日も抑えられていたが、週明けでそのラインを抜けて買い優勢エリア窓明けして出発した。最初はレンジをしていたが安値をじりじり切り上げ5分足の高値更新、矢印で一気に爆発した。それも当然だろう日足レベルの買い優勢エリアの底からの爆発である。当然大きく動くのがセオリーだ。3日間陽線が続いた。当然の爆発だが、直前に5分足だけを見ている人にはただのレンジとしか映っていなかったかもしれないのである。基本的な技術があれば簡単だが、ここを取れなかった人もいるだろう。あれよあれよと上昇するレートを眺めていただけの人も多いはずだ。
総括:4通りの例題を上げたが、共通点がいくつかある。その共通点が普遍的真理ということになろう。
ア、いずれも1時間足の20SMAに絡んだところからの離れである。(5分足の一波でも50P動く)
イ、5分足の、短期、中期、長期のSMAは収束している。
ウ、1時間足のダウと5分足のダウは共通している。
エ、ほんとに伸びるところは週に1度か2度程度しかない。
オ、注意深くさえ見ていれば誰でもトレンド発生前にエントリーできる。
私のやることですので、いつものように間違いがあるはずです。大目に見れるところは大目に見てください。見れないところはご指摘ください。
だけど、最近上からああしろこうしろと命令してくる声はいったい誰なのだろう?年取るとあの世が近くなるというから、ご先祖さんかな?怖ーい。でもありがたーい。
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維新の介
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