ロスカットを執行する方法は、FX会社によって違っていることがあるので、詳細は取引きする FX会社の
ルールを確認してください。例えば、証拠金維持率が50%を下回ったら、強制ロスカットが執行する
というルールがあった場合でも、FX会社は全ての取引に対して強制ロスカットが機能するとは限りません。
それは、事件、事故等の発生や、各国の金融政策の変更により、為替レートが急変動した際には、
その途中にある注文は約定できないことが起こるためです。つまり、顧客の注文している損切りだけ
でなく、ロスカットのポイントも、急変動のときには機能しないということです。そんなことが起こった
場合、レートが飛んだところで、約定してしまうので、想定していた損失よりも大きな額になって
しまうことがあります。自動ロスカットが間に合わないという事態は、頻繁に発生することは
ありませんが、稀にそういう事態が発生することがあります。スイスフランショックでスイスフランが
大暴騰したときは、相場の急変動で自動ロスカットが間に合わず、破産した人が沢山いました。
FX会社も莫大な追証を回収できなくて、廃業になったところもあります。