証拠金維持率は以下の式で計算できます。
証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100(%)
例えば、証拠金10万円で1ドルが100円のときに、レバレッジ100倍、2万通貨買ったとします。
このときの、必要証拠金は2万円になります。この条件で証拠金維持率20%でロスカットになる値幅を
求めると以下のようになります。
ロスカットになる値幅=(100000-(20000×0.2))/20000=4.8(円)
このことから、強制ロスカットが執行されるのは、100円で買ったドルが95.2円まで下落したときに
なります。損失額は9.6万円です。ただし、このような強制ロスカットが執行されるのは、相場が急変動
したときです。実際には証拠金維持率が100%を下回ると、強制ロスカットされる前に追加証拠金の依頼
が来て、証拠金維持率を100%以上になるように入金しなければなりません。もし、期限までに入金
しなければ、強制ロスカットが執行されることになります。