ヘリコプターマネーとは米国の経済学者であるミルトン・フリードマンが著書で、ヘリコプターから現金を
ばらまくように、政府や中央銀行が国民に貨幣を供給する政策を用いた揶揄からきています。これを、米国
元FRB議長のバーナンキが強く指示したので有名になりました。日本でもアベノミクスで物価上昇率2%が
達成できない状況の中で、日銀の黒田総裁がヘリコプターマネーを用いるのではないかとの憶測が飛んだこと
がありました。結果的には用いることはしませんでした。ちなみに、日本の現行の法制度では、ヘリコプター
マネーを用いることは、日本銀行の財政ファイナンスにあたるので、できないことになっています。