協調介入とは為替相場が不安定になり、大暴落や大暴騰が起こったとき、世界経済の安定化を目的として、
複数の国の通貨当局が同時期に為替介入を行うことを言います。協調介入を行うとき、明確なアナウンスを
するため、為替相場に与える影響は大きく、単独介入に比べると効果は大きいです。過去に行われた協調介入
としては、1985年のプラザ合意後のドル売りや、1987年のルーブル合意後のドル買いがありました。
また、2008年にサブプライムローンで金融危機に陥った際にも、アメリカ、日本、ヨーロッパ各国で
ドル買いの協調介入を秘密裏に画策していましたが、持ち直したことから見送られました。この協調介入の
秘密合意を日本経済新聞社が報道しました。