国際復興開発銀行(IBRD:Inernational Bank for Reconstruction and Development)は1945年に
設立されました。世界銀行グループの中で最も歴史が長いです。また、単一機関としては開発資金の
融資機関です。本部はIMFと同じくアメリカのワシントンにあります。日本は1952年に加盟しています。
国際復興開発銀行が目指しているのは、中所得国や信用力のある貧困国に対して、融資や保証、危機管理、
分析・助言サービス等の非融資業務を提供し、貧困を削減することです。過去の融資から得られた利益は
活動の原資になるだけでなく、IBRDが資本市場から低金利で資金調達し、借入国にやさしい条件で融資を
提供しています。IBRDの理事会は188ヵ国の加盟国を代表する25名の理事で構成されており、うち5名が
任命理事、20名は選任理事です。