為替操作国とは、米国財務相が半期に一度の割合で作成する外国為替報告書の中に、為替を不当に操作した
国があった場合には、国名を挙げて認定されます。外国為替報告書の提出先は米国連邦議会です。為替操作国と
認定された場合、アメリカとの間で二国間協議が行われ、場合によっては通貨の切り上げを要求されることも
あります。為替操作国に認定するまでもないが、為替操作とみられる行為があった場合には、監視リストに国名
が載せられます。2016年10月時点の外国為替報告書では為替操作国と認定された国はありませんでした。
監視リストには、スイス、中国、ドイツ、韓国、台湾が載せられました。