米国ADP雇用統計とはアメリカの給与計算等の人事関連業務の大手であるADP(Automatic Data
Processing, Inc.)社が算出した雇用に関する指標のことです。ADP社は約50万社のクライアントから
2300万人以上のデータを使って、動向を調査しています。サンプルが多いことと、米国労働省から発表される
雇用統計の計算式に近いものを使っているので、近い値になることもあります。雇用統計の2日前に発表される
ことから、注目されています。前哨戦の意味合いも持っています。ただし、雇用統計と乖離するときも
あるので、信用して雇用統計に臨むのはリスクがあります。