取引レートの最小単位をpips(ピップス)と言います。1pipsは対円に換算すると1銭で、対ドルは0.0001
ドル、対ポンドは0.0001ポンド、対豪ドルは0.0001豪ドルです。ドル、円、ユーロのように、通貨が
異なっても共通のpipsという単位を使うことで、損益を管理するときに便利です。例えば米ドルを1万ドル
取引して2000円(20pips)の利益が得たときと、2万ドルを取引して2000円(10pips)の利益が得たとき
では、同じ利益でも前者の方が10pips多いことが分かりやすくなります。特に取引する通貨に自国の通貨
がないとき、pipsのありがたみが分かると思います。また、資金量の違う第三者と取引の比較をするとき、
pipsを使うと便利です。日本では「銭」の方が馴染み深いことから、クロス円に関しては「銭」が使われる
ことも少なくありません。