レバレッジを大きくすると、必要証拠金を少なくできるので、証拠金も少なくできます。これは、
必要証拠金を見ていただければ、分かると思うので以下に示します。
ポジション必要証拠金=レート×取引数量÷レバレッジ
例えば、1ドルが100円のとき、レバレッジ5倍とレバレッジ25倍で1万通貨の取引する場合の
必要証拠金を求めると以下のようになります。
レバレッジ5倍のポジション必要証拠金=100×10000÷5=200000円
レバレッジ25倍のポジション必要証拠金=100×10000÷25=40000円
レバレッジを5倍にすることで、必要証拠金を1/5にすることができます。証拠金と取引数量が同じで
あれば、レバレッジが高い方が、取引範囲は広くなります。次にロスカットについて説明します。
顧客の証拠金を保護するために、ロスカットというものがあります。FX会社によって、そのルールは
異なっているので、詳細は各社のルールを参照ください。例えば、ロスカットが証拠金維持率100%を
下回ったときに執行する場合には、有効証拠金が必要証拠金と同額より小さくなったときにロスカットが
執行されます。証拠金維持率を求める式は以下となります。
証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100(%)