ロスカットがどこで執行されるかを求めるためには、まず、必要証拠金がいくらになっているかというのを
知る必要があります。必要証拠金は取引きするための担保のようなもので、取引数量に応じて、金額が
変わります。必要証拠金の計算式は以下となります。
ポジション必要証拠金=レート×取引数量÷レバレッジ
例えば、証拠金10万円で1ドルが100円のときに、レバレッジ25倍で1万通貨を取引する場合の必要証拠金
は4万円となります。ロスカットは有効証拠金が必要証拠金を下回ったときに、強制決済されるというルール
だったとします。この場合、証拠金10万円が4万円より小さくなったときにロスカットなります。値幅
としてはレートが100円から94円になったときです。次に証拠金維持率について説明します。証拠金維持率
は以下の式で計算できます。
証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100(%)
上の例で計算すると、取引した直後の証拠金維持率は250%で、ロスカットが執行されるのは100%を
下回ったときになります。