証拠金倍率というのは、いわゆるレバレッジのことで、証拠金に対して何倍の取引をするというときに
使うことや、必要証拠金の計算に使われます。例えば、レバレッジのコースを選択するときに、指定する
FX会社もあります。一方、実効レバレッジは実際に取引中のポジションが有効証拠金の何倍
になっているかを知るたてのものです。例えば、証拠金100万円に対して、100万円分の取引を
していれば、実効レバレッジは1倍、2500万円分の取引をしていれば、実効レバレッジは25倍と
なります。次に資産をなぜ飛ばすかですが、レバレッジを最大にして、保有できるだけのポジションを
持った場合、大きな変動があった場合には殆どの資金を失うことになります。例えば、必要証拠金が
4万円のときに、証拠金100万円で25ポジションを持てたとします。証拠金維持率が20%のときに
ロスカットが執行されるルールがあるとします。相場が思惑と逆行して、損失が膨らんだ場合、
ロスカットされるまでの値幅を求めると、3.2円になります。3.2円の変動が稀にしか起こらなければ、
資金を飛ばす人は少ないでしょうが、通貨によっては何十回も起こっていることなので大金を失う
リスクはいつでも起こっているということを認識した方がいいと思います。