FXの取引をするには、取引数量に応じて、必要証拠金というものが必要になります。必要証拠金は担保
のような役割をもっています。必要証拠金を計算する式を以下に示します。
ポジション必要証拠金=レート×取引数量÷レバレッジ
例えば、1ドルが100円のときに、レバレッジ25倍で1万通貨を取引きする場合の必要証拠金は4万円に
なります。ロスカットされるのが50%と書いてあったのは、有効証拠金が必要証拠金の50%になった
ときに強制決済されます。この50%というのは、証拠金維持率のことで計算式は以下となります。
証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100(%)
次に時価評価総額が必要証拠金を下回った場合というのは、証拠金に取引中の損益を合わせた
時価評価総額が必要証拠金を下回ったときということです。つまり、証拠金維持率100%より小さく
なったときのことです。追加証拠金を FX会社が求める理由としては、顧客の判断を尊重しているからです。
おそらく、証拠金維持率が100%になったときに、強制ロスカットすると、クレームをつける顧客がいるので、
自己責任で続けるか、止めるのかを判断してもらうための措置であると思います。追加証拠金が来ても
ポジションを持ち続けるには、入金するか、一部のポジションを決済することによって、証拠金維持率を
100%以上にすることで回避できます。