アベノミクスは2012年2月に発足した第96代内閣総理大臣の安倍晋三が掲げた経済対策の通称です。
安倍とエコノミクスを掛け合わせた造語です。以前にも似たような造語で、エコノミクスとレーガン大統領を
掛け合わせたレーガノミクスというのがありました。アベノミクスの成長戦略は、「三本の矢」に例えて政策
運営に掲げていました。1つ目は大胆な金融政策、二つ目は機動的な財政政策、三つ目は民間投資を喚起
ことでした。金融政策に関しては日銀の黒田総裁を筆頭に、インフレ率の2%上昇を目標にして、量的・質的
金融緩和を実施しました。財政政策は総額20兆円で公共事業を主体とした東日本大震災からの復興促進、
防災体制の強化に力を入れました。成長戦略は研究開発、イノベーション創出促進、省エネルギー、再生可能
エネルギー促進が挙げられます。