プラザ合意とは1985年9月22日に先進5ヵ国蔵相・中央銀行総裁会議で為替レート安定化に関して合意した
ことを言います。このときの会場がニューヨークのプラザホテルだったことから、プラザ合意と呼ばれて
います。出席者はアメリカ財務長官のジェイムズ・ベイカー、イギリス蔵相のナイジェル・ローソン、西ドイツ
財務相のゲルハルト・シュトルテンベルク、フランス経済財政相のピエール・べレゴヴォワ、そして、日本の
竹下登蔵相です。当時、アメリカは2度のオイルショックの対策で金利が高止まりと、インフレで経済が停滞
していました。アメリカはドル安にしたいという自国の都合だけで、各国に半ば強引に協調介入することを
約束させました。この合意の政策発表だけで、約20円の円高が起き市場は混乱しました。そして、2年後には
240円から120円まで円高になりました。