信託保全とはFX会社等が自社と顧客の資産を分けて管理するために、第三者(信託銀行等)に保全と
管理を委託していることです。これにより、万が一のときが発生しても、顧客の資産を守ることができます。
信託保全は信託分離別管理、信託保全管理と呼ばれることもあります。信託保全の証拠金の流れとしては、
顧客から入金された証拠金は委託者(FX会社)を介して、受託者(信託銀行等)に渡り保全、管理されます。
受託者は受益者代理人を介して、信託状況を委託者に連絡します。もし、委託者が破綻したときには、
受益者代理人が受託者に信託財産の返還の指図を行い、顧客に信託財産の返還を行います。
2010年2月1日に内閣府令改正によって、FX会社は顧客から預かった資金は全額信託保全が義務
付けられています。しかし、この世の中、絶対安心というものは存在しないと思うので、無理な取引は
控えるに越したことはないと思います。