労働市場情勢指数(LMCI:Labor Market Conditions Index)とはFRBがアメリカの労働市場の情勢を
表すために、新たに開発し、2014年10月から導入しています。中身は失業率、労働参加率、平均時給、
求人倍率、離職率等の19項目から算出される指数です。この指数が導入された背景として、雇用統計、
失業率だけではアメリカの雇用状態を十分反映していないとの指摘から開発されました。この指数の見方
としては、事前に予想された値と発表された値を比較し、予想より高いときはドル高要因、逆に低いときは
ドル安要因となる確率が高いと予測できます。この指数が導入されて2年経った現在(’16年10月)、
それほど注目は集まっていないようですが、政策金利への影響は強いと思われるので、確認した方が
いいと思います。