レバレッジは証拠金に対するポジション評価額の倍率を表すものです。レバレッジコースの倍率を10倍や
20倍に変えても、取引数量が同じであればレバレッジは変わりません。実際にポジションをもっているとき
のレバレッジは、実効レバレッジといます。実効レバレッジは以下の式で計算できます。
実効レバレッジ=ポジション評価額(レート×取引数量)÷有効証拠金
例えば、証拠金10万円、1ドルが100円のとき、1万通貨を取引した時の実効レバレッジは以下となります。
実効レバレッジ=100×10000÷100000
=10(倍)
レバレッジコースの倍率によって何が変わるかですが、必要証拠金の金額が変わります。必要証拠金という
のは、FXの取引をするときの担保のような役割をもっています。例えば、1ドルが100円のとき、
1万通貨を取引する場合のレバレッジ10倍と20倍で必要証拠金を比べると以下になります。
レバレッジ10倍の必要証拠金=レート×取引数量÷レバレッジ
=100×10000÷10=10(万円)
レバレッジ10倍の必要証拠金=100×10000÷20=5(万円)
上の結果から、レバレッジが高くすることによって、必要証拠金を小さくすることができます。