まずレバレッジですが、取引きする数量にレバレッジが掛かるわけではありません。レバレッジは
証拠金に掛かるものです。10万円の証拠金でレバレッジ10倍を効かせて、100万円の取引ができます。
ただし、気を付けないといけないのが、実際にそのような取引をした場合、損失が少しでも出たら、
証拠金不足になってしまいます。このようなことを避けるために、レバレッジと必要証拠金の関係を理解
しておくことです。必要証拠金を求める式を以下に示します。
ポジション必要証拠金=レート×取引数量÷レバレッジ(円)
例えば、1ドル100円のときに、レバレッジ10倍で1万通貨を取引きした時の必要証拠金は10万円と
なります。この場合、有効証拠金と必要証拠金が同額となってしまうので、証拠金維持率は100%に
なります。証拠金維持率を求める式は以下となります。
証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100(%)
証拠金維持率を求める式は必要証拠金に対して、どのくらいの割合になっているのかを求めるものです。
証拠金維持率が100%になると、追証やロスカットになる場合があるので、それより大きな証拠金にする
必要があります。ロスカットされにくくするためには、レバレッジを10倍ではなく、25倍にした方が
いいです。そうすれば、必要証拠金は4万円になるので、証拠金が10万円でも、余剰証拠金が6万円に
なります。