ロスカットになるところですが、どちらの考え方も間違っています。ロスカットは必要証拠金を基準
にして、有効証拠金がその基準に達したときに執行されます。必要証拠金は以下の式で求めることが
できます。
ポジション必要証拠金=レート×取引数量÷レバレッジ
例えば、1ドルが100円のとき、レバレッジ25倍で1万通貨を取引する場合の必要証拠金は4万円と
なります。証拠金が10万円だった場合の証拠金維持率は250%になります。証拠金維持率は以下で
計算できます。
証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100(%)
ロスカットが証拠金維持率の30%で執行される場合、有効証拠金が40000×0.3=12000円になった
ときロスカットになります。ロスカットだけでなく追証が発生するルールになっていないかを確認
しておいた方がいいです。例えば、証拠金維持率100%を下回ったときに追証が要求される場合、
有効証拠金が4万円を下回った追証が要求されます。これを回避するには、追加の証拠金を入金するか、
一部、または全部のポジションを決済することで、証拠金維持率を100%以上にしなければなりません。
このため、ロスカットよりも早いタイミングで、対処が必要になることを認識して取引して下さい。