不安なく「勝ち続けるトレーダー」になる方法 (2/5)間違っても相場を予想してはいけない理由
知っていましたか?
「相場は人が動かしている」ということを。
当たり前の話ですが、日々チャートに向かっていると、つい忘れてしまうものなんです。
ほとんどのトレーダーは「相場は人が動かしている」ということを正確に理解していないから勝てないのです。
トレードの教材を手にすると、どうしてもすぐに「方法論(手法等)」を先に見たくなります。
しかし「相場は人が動かしている」ということを理解せずに先に進んでも意味がありませんので、絶対にこの章を飛ばすことなく、いや、むしろ一番熟読するようにしてください。
この章を読み飛ばさないことは絶対であり、ただ読むだけではなく、とことん理解すること。
理解するということは、この章に書かれていることを「自分でも書くことができ」かつ「人に説明することができる」レベルになるということです。
サラっと読んだ程度で終わらせて、それで「トレードに勝てない」なんて言って来ても知りません。
もちろんこの章だけではなく、全ての章を徹底的に読み込むようにしてください。
相場は人が動かしていると認識して初めて、チャート上でのトレーダーの行動が見えてくるのです。
どこに注文を集中させて、どこに損切りを注文させて、どのようになれば利確してくるのか?
これがわかるようになるのだということをよく覚えておいてください。
なぜ人はトレードで勝てないのか?
相場の世界は、勝っているトレーダーが2割で負けているトレーダーが8割だと言われています。
また、その勝っている2割のうちの大部分が、いつ負けている8割側となっておかしくないトレードをしています。
何年も継続的に勝ち続けているトレーダーって、全体の数%ではないでしょうか?
なぜここまで極端な数字になるのでしょう?
相場の上がるか下がるかは2分の1と言われています。
ならば、ほんの少し勉強をすればもう少し高確率で勝てるのでは?と考えるのは自然です。
つまり、少し勉強すれば少し勝てるトレーダーになることができ、ちゃんと経験がついてくれば、もっと勝てるトレーダーになれる・・・・と考えがちです。
インジケーターに詳しくなり、新しい手法も手に入れ、「ダウ理論?知ってるよ。グランビルの法則?知ってるよ。」というように、使いこなせずに勘違いをして一人前のトレーダーになった気分でいるわけです。
ですが、これは大きな間違いです。
決定的な違いは
【「根拠」のあるトレードをしているかどうか】
勝ち続けるトレーダーといつまでたっても勝てないトレーダーや、勝っていても常に不安を感じるトレーダーとの決定的な違いがあります。
それは・・・
「根拠」のあるトレードをしているかどうか?
このひとことに集約されます。
勝てないトレーダーというのは、決定的に「根拠」が足りないトレードをしているのです。
- だから勝てないし
- 成績が安定しないし
- 勝っていても不安なのです
ならば当然、
- 勝てないから資金を失うし
- 安定しないから資金が増えないし
- 不安だから専業トレーダーになれない
ということにつながります。
「根拠」がないトレードをしているひとは、「なぜ」勝っているのかを理解していないので他人に論理的に説明できません。
私が上記のような説明をすると、以下のように反論してくるトレーダーがいらっしゃいます。
「私のトレード方法はバックテストでちゃんと成績が出ている!!」
他に「バックテストの結果勝っているから」「過去検証の結果勝っているから」という反論もあります。
このようなものは、根拠ではありません。
単なる「過去検証」です。
過去の検証を用いてトレードするのは、あくまでも予想です。
根拠というのは、チャートの右端において見出すことができるものでなければならないのです。
過去、この設定値のオシレーターが反転したところでエントリーしたら勝てることが多かった・・・といったものは、「今」を考えていません。
過去にそうであったから今回もきっとそうだし今後もずっと機能し続けるという、過去によりかかった安易な期待でしかないのです。
この「根拠」というのはこの教材や私のトレードのテーマでもあります。
しっかりと意識して読み進めるようにしてください。
トレードとはどこで買ってどこで売るか
トレードは難しいのでしょうか?それとも簡単?
恐らく、なかなか勝てない人はトレードをかなり難しいものと考えているのではないでしょうか?
でも最初にお伝えしておきます。
トレードって簡単です。
難しく感じるのは、トレードを自分で難しくしているから。
そして根拠のないトレードをしていて不安だからです。
トレードとは「どこで買ってどこで売るか」
ただそれだけです。
しかし、その「どこ」という部分があやふやなためにトレードを難しく感じてしまうのです。
どこで買ってどこで売るかがわかって、しかも安定して勝てるのであれば、トレードを難しいと思うことはなくなります。
もちろん、「それがわからないから難しいんだよ!!」と言われることはわかっています。
でも聞いてください。
相場には「買い場」「売り場」というものが存在します。
- 買い場
- 買いで支えられた(これ以上売られない)ポイント
- 売り場
- 売りで頭を抑えられた(これ以上買われない)ポイント
それ以上売られないポイントで買えば上昇しやすく、それ以上買われないポイントで売れば下降しやすくなりますし、当然逆行リスクも限りなく低いため、勝率も高くなります。
また、その後買いや売りが継続しやすい状況となるため、値幅も獲りやすくなります。
このように「買い場」「売り場」をチャート上から読み取ることができるようになれば、非常に安定かつ安心したトレードをすることができます。
当教材は、それを知るための技術だと思って取り組むようにしてください。
テクニカル分析の勘違い
- 将来を予想するため分析はNG
トレードをテクニカル分析を主体に行っていると伝えると、「ファンダメンタルズ分析派」からはよくこのように言われます。
「テクニカル分析で将来のことがわかるわけがない!!」
ええ、まったくもってその通りです。 反論する気もありません。
だけど、別に将来の予想をするためにテクニカル分析をしているわけではありません。
ですが実際、テクニカル分析ってなんのためにやっているんでしょう?
ひょっとして、本当に将来の予測方法の1つだと思っていました?
ここを勘違いしているトレーダーはけっこう多いんですよ。
でも、それだと勝てるトレーダーにはなれません。
というわけでここで少しハッキリさせておきましょう。
テクニカル分析とは・・・
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